大魔王の戦歴

これは…リネレボのルウン鯖にて活躍する、とある大魔王の戦歴である。

昨日の敵は今日の友

2月16日の金曜。

 いつものように大魔王軍は要塞を放棄し、どこへ入札しようかと考えていた。すると、突如ささやきが。

 

相手はWanderVogel血盟主。

bigevilkingkeef.hatenadiary.jp

 

こやつらである。

内容は「強豪に入札されてしまったので、大魔王軍が入札して勝ってくれないか?」という旨であった。

 

入札情報を見ると、確かにえげつない強さの血盟が入札している。

決してWanderVogelは弱くはないが、この相手では次元が違う。彼らがたやすく蹂躙されてしまう未来が視えた。

 

わかった、挑んでやろうじゃないか!

 

即座にそのことを血盟員に伝える。

その週は精鋭もつつがなく投入できるので、アツい戦いもバッチコイだった。

 

 

 

 

そして競りが始まる………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、競りについて話しても仕方が無いので結論から言おう。

 

競り負けた。

敵は長らく要塞を保有していて血盟アデナには余裕があるのか、金に糸目はつけないような入札を繰り出してきた。

大魔王軍とて楽しい戦いのためには、金を出し惜しみする気はなかったが……金額がアホのように膨れ上がっていく。そして競りは長引き……

 

 

他のところで競り負けた上位血盟が2つほど乱入してくる。

その中のひとつには、血盟主が底抜けのあほ(本人も認めている)という血盟があり、煽るかのように金を積み上げ、とうとう大魔王軍の手の届かないところで競り始めた。そやつらは結果的に競り負けたので、無駄に金を捨てた感じになったが自業自得じゃ。

 

 

 

 

 

さて。

競り負けたので、このままでは大魔王軍は要塞戦ができない。

しかしそこで思いつく……

「なあ、彼らに援軍を出すのはどうだろうか。」

 

この思いつきは、非常に楽しい戦いを連想させた。

 

かつて争った仲が、チカラを合わせて強きに立ち向かう。

 

最っ高のシュチュエーションである。

言うなればDQIVで勇者パーティと魔族の王デスピサロが、真の巨悪エビルプリーストに立ち向かうようなもの。知らなければDQIVはスマホ版があるので是非やってみてくれ。

 

 

 

大魔王軍は15人程度要塞戦に出られる予定であった。WanderVogel血盟員は約30人。血盟レベル的には援軍がすっぽり収まる。

俺はさっそく配下たちに思いつきを共有、準備を進めるとともにWanderVogel血盟主に思いつきを伝える。彼は話し合う時間が欲しいと言ったが……敵は強すぎる。何もしなければ蹂躙されてしまうのは彼らも知っている。それを嫌い、大魔王軍を敵に召喚しようとするなど拮抗した楽しい戦いを求めている彼らが、このシュチュエーションで断る可能性はゼロと読んだ。なので可能な準備はすべてやる。30分ほど後、予想していたOKの答えが返ってくる。

用意していたディスコードグループへの招待、臨時大魔王を買って出てくれた献身的な配下に留守を頼み、大魔王軍脱退、WanderVogel加入、交流もまあまあにして作戦の発案と共有を進め、多少のグダグダはあったが、初めての傭兵遠征にしては手際よく準備が整った。

 

 

 

 

 

そして次の日。

 

 

 

敵は我らより多くて強い。マトモに戦うことは難しいと考えた。

 

初手、俺と大魔王軍精鋭が入った1パーティが中央の祭壇を狙い、それを除いて全員で攻める。

大魔王軍が手を貸したという情報は、口上にて説明済。有名な大魔王が中央にいることで、中央で戦うと勘違いさせる囮である。

そのスキに他の全軍で一点突破を攻めようとするが、敵は数をふんだんに利用し防衛も中央占拠もこなしていた。攻めの部隊はどうなったかわからぬ状況となり、再度束ねて突撃するには時間がかかるように思えた。

そこで作戦を「いのちだいじに」寄りの「バッチリがんばれ」に変更。

防衛をこなしつつ、祭壇バフが切れる時を見計らって刻印を狙う。

敵は80万台がゴロゴロしていて、100万台のバケモノ……もとい勇者が2名ほどいる。一点突破はともかく、交戦の中でヤツらを撃退するには祭壇バフが必要だと考えた。

防衛2点に重きを置き、大魔王パーティが中央で戦うことによって三点に重きを置いているように見せかける。そして敵を分散させ、刻印が切れたら大人数で襲う………

 

ここいらまでは、まあまあ上手くいっていた。

しかし敵は強かった。

 

作戦など無いかのように、数と質の暴力で我らを蹴散らしていく。

あれよあれよと防御塔は折られ、まもなくもう一方も折られて大魔王軍の防御塔は聖物近くの物を残して全滅した。そして敵が押し寄せ、最後の防御塔すら折られ、リスキルされる始末……

 

ここまでくると、我らとしても作戦なんてあったもんじゃない。

刻印カットが巧みな配下を残して、全員で攻める指示が飛ぶ。

敵は攻めているので、その分守りは手薄だった。

祭壇バフは占領されているが、なんとか番兵を滅ぼし、強引に防御塔をへし折ることに成功。そして、友軍WanderVogelの血盟主共々、敵地に入り込む。

 

しかし、ヤツはそこにいた。

100万台勇者1匹と、その他まあまあ(80万)の小隊が待ち受けていたのだ!

もはや何もわからぬ。

すべての作戦は打ち砕かれた。

リスキルを抜けて攻め入ると、必然的に少人数で敵にぶつかることになる。どこかで集合してから攻めれば良かったとは思うが、そんな冷静な判断はできなくなっていた。そしてついに、刻印カット部隊が沈黙させられ……

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敗北である。

おぞましいまでの戦力差であった。

試合時間は、約25分。

よく耐えたと思う反面、やはり悔しいものがある。

結果を見ればわかると思うが、俺は戦闘に向いていない。

故に、俺は冷静に部隊を指揮し、配下に「王に指示を出されている」という安心感を与えつつ、敵には大魔王の名を見せてヘイト集めをするのが仕事だったのだが……興奮と悔しさで判断が難しくなり、果たすべきことを果たせなかった。

今回の、自身の反省点である。

 

 

 

 

ともかく、我々は敗北した。

悔しかったが、YouTubeで見るような大人数VS大人数の戦いに参加、指揮できたことは、とても良い経験値となった。

その後は血盟ダンジョンに参加させてもらい、悔しさいっぱいにクイーンアントをシバキ倒す。しばらくWanderVogelと談笑し、交流と再戦を約束して大魔王軍はWanderVogelを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

余談だが、せっかくの交流であるから大魔王軍の来た証をWanderVogel血盟コミュニティに残さないかと言われた。我らの名乗り口上である。

WanderVogelを抜ける際に思い出し、せっかくだから大魔王軍の口上一覧をブログに載せようと思ってコミュニティを開く。

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この二人は、最後までついてきてるれるんだな、と。

そう思った。うむ。

ドルメン遺跡での要塞戦

ルウン鯖で、ドルメン遺跡を最初に占領した血盟は大魔王軍である。要塞システムが実装されてから初めての要塞戦は入札し損ね、それから次の週にたまたま空いていた要塞に入札した。なに?勇者?知らんな。

 

そんなこんなで初戦を勝ち抜き、この俺大魔王キーフはドルメン遺跡の伝説となった。その2週間後に奪われたが、最初に獲得した要塞ということと「遺跡」というニュアンスが好きでずっとコレである。

 

 

さて、最近大魔王軍では、木曜日に要塞を放棄して金曜日に好きな所へ入札することによって、あまりにも強すぎる血盟に攻め入れられることを防いでいた。

先々週、入札を副血盟主のエムエスに任せたところ、ドルメン遺跡にて戦うことが決定していた。偶然であるが、少し嬉しかったのだ。そして熱戦を…しかし大魔王軍としては安定した戦いをして、勝利を収めた。

そして先週のこと。ちょいと残念な気分で要塞を放棄。再びエムエスに入札を任せたところ、なんとこれまた再びドルメン遺跡であった。しかも相手の血盟名は………

 

「神々の凱旋」である。

神々の凱旋だと!?

大魔王軍の聖地ならぬ邪地を、そんな神聖そうなヤツらに絶対踏ませたくない。完全に名前のせいではあるが、こんな感じで大魔王内で盛り上がった(今回の創作モドキの原案ココ)。

 

さて、要塞戦当日。

いつものように、安定した戦いを繰り広げる。

作戦の立案はエムエスにぶん投げ……任せているのだが、彼は非常に優秀な軍師だ。

危なげなく防御塔をへし折り、聖物を闇に染め上げんと刻印に向かうと、さっそく敵が妨害してきた。敵はなかなかの物量で、配下に排除させても排除させても沸いてくる。大魔王軍は約15人だったが、相手は20人かそれぐらいのように感じた。

 

しかし、ここで異変に気づく。

 

なんだか、襲ってくる者が同じ名前のような気がするのだ。

戦闘力約80万の敵血盟主は、何度も何度も襲ってくる。祭壇バフが無ければ、非常に苦しい戦いだっただろう。そして2、3人同じ者が固定で俺を転ばせてくる。

戦いは長引き、20分を越えているのだ。ダイヤ復活には相当な数がかかるはず。だのに、彼らはまるでゾンビのように……いや、

教会で何度もよみがえる勇者のごとく

我々に襲いかかってくる。

ついには、守りの配下も前線投入し、それによってなんとか刻印に成功した。 

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いつもは敵の排除は配下に任せ、立ちふさがる者だけを倒す俺が7人も倒していた。 

そうでない者は、40から20近く敵を滅ぼしている。

要塞戦終了後、敵の血盟主と少し会話したのだが、なんとあちら8人で我らに立ち向かったそうだ。

8人である。

すなわち、俺の体感20人が大げさではないくらいにはダイヤ復活したということだ。

いやはや、なんというか……恐怖の要塞戦であった。

とある遺跡の伝説

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活気に満ちた関門から北に向かうと、大きな柱に囲まれた遺跡がある。

遺跡を守るようにコウモリが飛び交い、そのコウモリを釣り餌に使う者や、はたまた焼いて喰らう者が、呑気に釣りをする湖。そのまわりには、行商人が安全に行き来できる交易路があり、滝の近くにはキャット商人パンの好物であるキャットニップが群生する。

 

……ドルメン遺跡。

読者諸君は、ここで ドワーフの考古学者からエルフの遺物を受け取り、弱まった結界を直しに異空間へ旅立った。ストーリーを注視している者ならば、記憶に残る場所だろう。

しかし、諸君は知らないはずだ。

穏やかさと波乱の予感が共存するドルメンの地に、隠されし伝説が存在することを………

《注意》

この先は、このページを見ながら読むことをオススメする。

世界観

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 破壊神グランカインは、かつて愚かな創造をした。

水、火、大地、風、すべての……しかしクズのような精神を吹き込まれた創造物は人間と呼ばれ、なんの役にもたたなかったので、巨人の奴隷のような暮らしをしていた。

 

 

ある時、その人間の怨念から邪悪な存在が現れた。

グランカインの闇のチカラを色濃く引き継いだその者は、よどんで腐った水を示すかのようにずるがしこく、しかし消えかけの火のごとく臆病で、不毛の汚れた大地のように貪欲であり、激しく荒い風のように暴虐を尽くした。

その邪悪な存在のチカラは、地上のどんなものよりも強かった。

人間族はもちろん、オーク族やエルフ族、ドワーフ族もアルテイア族も、そして巨人でさえも恐れた。恐怖はいつしか畏怖へと変わり、彼を崇めて災禍から逃れようとする者が後を絶たない。それは彼の軍勢となった。

 

強大すぎるチカラを持ち、溢れんばかりの魔力をあやつり、ほかの種族を率いる王のような姿から「大魔王」と呼ばれ、ありとあらゆる生き物を恐怖と畏怖の渦に叩き込んだのである。

 

 その頃になって、ようやく神々はこの邪悪な存在……大魔王を、どうにかしようと考えた。

 

 

 

 

ファアグリオは、業火によって大魔王を焼き尽くそうと考えた。しかし大魔王は己の臆病な火の精神を、この燃え盛る火の精神とすげ替えたので、ファアグリオは何もできなくなってしまった。

 

シーレンは、洪水で大魔王を沈めようとした。そこで大魔王は、さきほど手に入れた燃え盛る火のチカラによって水を元素までバラバラにし、それらを呑み込んで喉を潤した。

 

マーブルは大地の奥底に閉じ込めようと地割れを起こした。地中深くまで落ち込んだ大魔王は、そこから大地のエネルギーを吸い取って、その大陸の大地の元素を平らげてしまった。しばらくして枯れた大地から、ボコっと満足そうな大魔王が這い出てきた。

 

サイハは暴風にて、大魔王を何処か知らない所まで吹き飛ばそうとした。大魔王はそのように飛んでいったが、そのとき、口いっぱいに風の元素を頬張りながら飛んでいったので、暴風の扱いにさらに長けてしまい、飛んでいった時以上の速さで元の地に戻ってきた。

 

 大魔王の排除に失敗した四大元素の神々は、ついに父母へとすがった。

「あの者は、破壊ですら我がものにするだろう。この私が手を出すとどうなるか分からない。」

グランカインはそう嘆いた。

「破壊の神ですら何もできないのに、創造の神が何をできるのでしょうか。なぜあのような者が創造されてしまったのだろう……」

アインハザードは、かつての愚かな創造へと思いを馳せた。

 

その時、グランカインはこう思い付いた。

「そうだ。大魔王に対抗できる存在を創造してはどうだろうか。」

その思い付きは、即座に実行された。

アインハザードは、己の精神から光の器を紡ぎ、そこには燃え盛る火の精神、安らかな水の精神、強固なる大地の精神、軽やかな風の精神、これらすべてを吹き込んで創造物を完成させた。

 

この者は、神々の期待を裏切らなかった。

勇猛果敢に大魔王へと立向かうその者は、勇者と呼ばれて崇められた。

 

大魔王が火を出せば、勇者は水でこれを打ち消す。

勇者が大地の岩を投げつければ、大魔王は荒れ狂う暴風にてこれを穿つ。

互いに元素を吸収するようなことはなく、好敵手を得たことによって大魔王は喜び戦い続け、勇者は己の使命に忠実に戦い続けた。

 

彼らの戦いのさなか、グランカインはシーレンと事件を起こした。

大魔王は軍勢を率いてシーレンと手を組み、勇者は神々と協力してこれを迎え撃った。

シーレンが死の世界に入った後も、大魔王と勇者の戦いは続いた。世界が水による混乱に陥った時は、協力して大地のチカラを行使し、陸を造りあげてその上で戦い続けた。まるでそれだけが存在する理由であるかのように。

 

もはや彼らの戦いは、もはや彼らだけのものとなり、彼らの信奉者を除いては知る者がほとんど居なくなった。

 

ーーそしてその時は訪れる。

 

 

詩と歌の神であったエヴァが、水を司るようになってしばらくした時である。

「彼らはすべての精神を持っている。しかし、足りないモノがあるのではないか。……そうだ、私の詩歌を教えてみましょう。」

水を支配し、完全とはいかないまでも水の災害を治めたエヴァは、自信を持って、しかし母の怒りに触れぬようにこっそりと、小さな滝から流れ込む泉を介して詩歌を教えに行った。

 

大魔王と勇者が、戦いの疲れにより休んでいる時、エヴァは詩や歌を聴かせた。その時、彼らの心に変異が起きる。

 

大魔王は、いままでの己の行いを深く恥じ、勇者は戦い続ける己の使命に疑問を抱いた。勇者は姿を消し、大魔王は己の信奉者たちに命じて封印の術式を組み立てさせ、生まれて初めて詩歌を聴いた、その思い出の地に自らが封印された。彼は、自分たちの生きた証拠が詩歌となって後世に遺ることを信じて、ほかの種族に迷惑をかけぬように姿を消そうと考えた。

 

時は経ち、大魔王とは別の邪悪を退けるため、強力な魔力を含む地を……ドルメンと呼ばれたその地の魔力を利用して、強固な結界が張られた。封印の下で眠る大魔王は、その魔力を吸い取られ、意識のないうちに弱っていった。

大魔王の願いは叶わず、すべては忘れ去られてしまったのだ。

 

 

ある時、見慣れぬ旅人がドルメン遺跡を訪れた。彼女はドルメンの魔力を使わぬように結界を書き換え、別の機械を動力として再起動し、自分は結界守護者となった。それを止めようとする島の人々に「古い友人を守らないと」と言ったようである。

 

さらに時は流れた。

闇の結社が結界を弱らせたその時、大魔王の眠りも解けた。

よみがえった大魔王は、かつての信奉者の子孫に助けられ、すべてを知らされた。

詩歌に謳われぬ伝説、自身のチカラの喪失、そして好敵手の犠牲。

 

彼は、嘆き悲しんだ。

 

 

そして、彼は決意する。

この時代で再び軍を結成し、新たな伝説を創造する。今度は英雄として。

………なるべく迷惑をかけぬように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……青年はここまで話すと、そのガイコツの被り物をカラカラと鳴らしながら苦笑した。

「まあ、なんだ。この俺の話したことが、神官たちの話すことよりも真実に近いなんて証拠はどこにもない。しかし、君たちは理解できるはずだ。」

青年はこう言うと、仲間たちに呼びかける。

「さあ、明日は我らが初めて挑む要塞戦だ!何がなんでも、ここを俺の要塞にする。みんな、手伝ってくれるよな?」

晩餐の途中、青年が話し始めてからは水を打ったような静けさとなっていた仲間たちは、火がついたように歓声や怒号などを含めた意気込みを次々に口にした。

青年はそれを聞くと、安心したようにガイコツの後ろに手を回して、遠方に見える大きな柱に囲まれた遺跡を見据える。すでに夜は明け方へと差し掛かっていた。

「光ある限り闇もまたある。しかし闇から光は生まれない。」

青年は、太陽が昇ろうとする方向へと目を向けて、それから夜の奥へと目を走らせる。

 

 

「なあ……闇の存在でも、お前に光を差し込ませることはできるかな。」

久しぶりじゃっ!

読者どもよ、久しぶりじゃっ!

あれからだいぶ時間が経ったが、いろいろ始めたから執筆の時間が取れなかっただけであって、リネレボはまだまだ楽しんでいるぜ。

 

さて、いちいち振り返っているとキリがないのでな。久しぶりであるが、とりあえず最近のことを書き綴ろうかの。

 

まずはだ。

この俺、大魔王キーフがなんと…

オロナイン氏とリスナー2000人が決める

各鯖有名人のルウン枠に選ばれたのだ!

いや、もうオドロキである。

その放送自体は観ていないのだが、ログインしたら複数人から「オロナインさんに選ばれてますよ!」というささやきが。

びっくりしてTwitterを開けば、たしかにそんな感じのリストに我が名が載っているではないか!そして、そう。そこにはこう書かれていた。

 

中二病ブロガー」

 

うむ。

かなり焦った。

なぜならば、最近はブログを更新できていなかったからだ。

とあるタレコミによると、オロナイン氏は後でブログを読むと言っていたとか。

まずい。

せっかく宣伝されたのに、ここで「大魔王キーフのブログ更新されてない」とか言われようものならば、せっかく得た名声は失墜!

いわゆる「上げて落とす」やつである。

 

まあ、それが実際どうであるかは別として、ようやくブログの筆を手に取るキッカケになったというわけだ。さて…これでこの話は終いだが、ひとつ問題がある。

人によっては「オロナイン氏の名声を利用するようなこと」に対して不快感を感じさせることもあるだろう。(誰からとは言わぬが実際イヤミっぽく言われたことがある)そこで、はっきりと俺の考えを書いておく。

 

俺は、誰かの名声を利用することに

まったく抵抗が無い。

 

チラッとTwitterでも呟いたが、まず今回のことは、結果として俺自身のチカラによって、オロナイン氏の目に留まるような素晴らしいことを成していることの証明となる。

俺がルウンにて大魔王軍を創り、それをブログにし、俺は自身のことを他者に知らしめようとした。その事を、オロナイン氏(のリスナー)が知り、今回の氏の企画によって当人に知らされた。その事を鼻にかけるのもいいが、どうせならば大魔王軍の周知に利用させていただくのが、今回の現象を最大限に活用させ大魔王軍のためになることだと判断する。俺は有名人に対する謙遜などというつまらぬ感情をゲーム内でも発動させる気はサラサラないのだ(侮辱などの相手を貶めるような行為はそもそも嫌いであるからしない)。

そんなわけで。

 ルウン鯖名物大魔王軍!

血盟員募集中である!

 

うむ。久しぶりのブログで告知しちったぜ。

 

 

 

 では、今度こそこの話は終わりじゃな。

 

 

 

さて、他に最近あったことであると、大魔王軍は少し前から血盟「遊友団」と同盟関係にある。そして先週の要塞戦後、両血盟間で初めてとなる交流戦争があった。

 

22:15~22:45まで話せる島西部のエルフ遺跡のある島にて執り行われた。

今回の目的は、両血盟間の集団PVPの修練を兼ねて、サーバー内で騒ぎを興し、大魔王軍への注目を集めることである。

俺はしばらく忙しくて使っていなかった拡声器をふんだんに使い、戦況を発信しつつ戦略を説明するなどした。俺の中で遊友団には、後の攻城戦などでサポートしてもらう予定だったりもするので、混戦での立ち回りや一定の場所に陣取る敵の突破法、強敵の溶かし方などを逐一説明口調の実況で教える。そんなことをやっていると、興味を惹かれた部外者が見学しに来たりするものだ。結果、大魔王軍が大差で勝利したが、互いに発見はあったはずだ。非常に楽しい企画であった。

 

 

 

 

まあ、まとめるとだ。

現在大魔王軍は、こんな感じでかつての知名度を取り戻し、いずれは大昔に行われた勇者との大戦の再現を目標に活動中である。オロナイン氏によって我が夢は確実に行われやすくなっている。それが立ち顕れる日は、そう遠くないのかもしれん……。

導かれし配下たち 大魔王と四天王と痛々しい名前 編

あけおめことよろだ。

新年の挨拶

「新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。」

これを敬語を使わずに言いたくて考えた結果、略すことになった。決して若者主張をしたかったとかそういう訳ではないので理解を頼む。

 

さて、年が明けての要塞戦は、残念ながら諸事情あって大魔王がログインできず、入札すらできなかったという配下には申し訳ない結果になった。すまないみんな……

入札は副血盟主もできるので、今後このような事があった場合のことを考えて備えねばなるまい。

 

 

 

 

 

さて、それはともかく配下紹介をしていこうと思う。

今日は、大魔王軍が誇る四天王を紹介しよう。

 

それは……

                   名    前    が    痛     い    者    達

ネームド・ペインフルズ!

 

 

 …………………………。

 

英語を強引に組み合わせた感と、ただ言うだけでは芸が無いので今さっき考えた感はともかく、俺の言いたいことはわかると思う。

 

 

大魔王軍には、その血盟名にふさわしく痛々しい名を持つ者がいる。

 かれらを四天王とし、親衛隊長等のゲーム内の地位とは別の地位を持っているのだ。

 

 

 

 

 

まずはこの者。

 

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evil……すなわち悪魔である。

ありふれた、しかし悪魔そのものを指し示す邪悪な名前。

その性格は名に恥じぬ残忍かつ狡猾で、あまたの敵を漆黒あるいは血に染め上げ、もれず地獄に堕としてきた。

 

 

 

なんてことは無く。

 

むしろ温厚、癒し系血盟員である。

つねに敬語で話をし、一説にはかのエムエスよりも真面目であるとされ、ボイスチャットではシブい重低音で話す。

 

そう。実はコヤツ、中の人はヤローである。

 

まあ、そんな事は関係ない。

大魔王軍の愛されキャラであり、ログイン状況や貢献度は少し低いが昔から大魔王軍を支えてくれている配下の1柱であることには変わりない。

ちなみに俺と同い歳だとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、次の四天王は……

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scar……直訳して傷跡。痛い。もうすでに痛いぞ。

 

彼は自分の職種から[傷跡のある弓]を名乗っている。…さあ痛い!大魔王たる俺が痛みで苦しむとは!なんたる痛々しい配下だろう!

 

彼は大魔王軍を創って間もない頃に参入を果たしている。なんやかんやあって俺がPKした後、再戦を約束しての仲間入りであった。いよいよ痛いぞ!参入理由まで痛々しいとは!まあ俺も原因なのだが!(リベンジマッチはなんやかんやあって果たされたが、直後にまた俺が勝ったのでそこらへんはウヤムヤに。)

 

ちなみに最近はリアルが忙しいようでリネレボ休止中となっている。彼が復活し、ふたたび痛々しさをふりまく日を心待ちにしているぞ……!

 

 

 

 

 

さて、お次はネームド・ペインフルズの本丸じゃ。

 

………なあ、[ネームド・ペインフルズ]の名称を忘れていた読者ども。これを忘れるなよ?忘れていたとか悲しいからな?

 

 

 

 

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魔王。

君の名は。」的なアレなのか、大魔王[キーフ]のように魔王[。]という[。]がその魔王の名なのかは定かではないが、大魔王軍の中ボス魔王。である。

 

我が称号[大魔王]に対するコダワリは当初なかなか理解されなかった。いくら「大魔王だ。」と名乗っても、悪意は無いが個人的には屈辱的な魔王呼ばわりが続く日々……

 

そこで俺は考えた。大魔王軍に[魔王]が配置されたのならば、それと分けるために俺を[大魔王]と呼ばざるを得ないだろう!と。

さっそくフレンド検索に「魔王」と打ち込んだ。結果…

魔王。が居た。

厳密には、ただの[大魔王]やら[ハクション大魔王]やら[〇〇〇魔王(〇には書くのも嫌になるワードが)]やらの有象無象が居たが、大抵は成長が止まっており、ちゃんと活動しているのは魔王。のみであったのだ。

当初は大魔王軍ではない血盟に所属していたが、快く仲間になってくれた。

彼は大魔王軍の空気によく馴染み、まれに狂気を示しては魔王たる様を魅せていた。

ちなみに俺への魔王呼ばわりには効果が無かった。残念。

ちなみに彼の名誉のために言っておくが、俺は魔王という称号をバカにしているのではない。俺が魔王であることが嫌なだけであるのだ。それには及ばぬものの勇者と呼ばれるのもメチャクチャ嫌であるが、かつて伝説の勇者と仲良くしていたように勇者が嫌いな訳では無い。

 

彼は現在、長いことログインしていない。詳しくは書けぬが、やむにやまれぬ事情があるらしい。レベルも戦闘力も止まったままだが、名誉魔王として今も大魔王軍ネームド・ペインフルズが一角を担っている。いずれ甦る時は来るのだろうか……俺には信じることしか出来ぬ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、三人紹介して残りは1人。最後は……

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るしふぁー……堕天使である。

来たぞ。ついに堕天使が来たぞ。

痛いというか、名前だけ見ればもはやただの厨二病である。

着ているクリスマス衣装は、キリストの聖なる夜への皮肉と反逆の意志か?それとも俺の深読みし過ぎか?はてさて謎は深まるばかりである。

 

彼は大魔王軍の古参の1柱であるが、最近までは別の血盟に所属していた。かつて大魔王軍が滅びかけた時、去っていった者の1人であったのだ。理由は聞かなかったが、なんにせよ俺の至らぬ所があっての結果。大魔王軍への貢献や、名前的にも惜しい配下であったが、黙って見送ったものである。

 

それが最近いろいろあって、ひょっこり戻ってきたのだ。なんと嬉しいことであったか!今度は居心地のよい、改良された大魔王軍を味わって欲しいところである。

 

 

………なんだ?

彼の痛いエピソードあまり無いだと?

しょうがないじゃないか!彼は名前のワリになかなか真面目なんだ!いや、別に他のネームド・ペインフルズが真面目じゃないとか言っている訳ではなく、あまり変なことをしないのだ。いつか名前に恥じぬ痛々しい出来事をやらかしてくれると信じているがな!

 

 

………そういえば、どこぞの親衛隊にもそんな生真面目堕天使が居たような。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、我が自慢の配下たちはどうであったろうか?読者どもにもそんなステキな出会いがあることを祈りつつ、今日は筆を置くとしよう。

それではさらばだ。わははは……っ!

「よい戦い」

今年最後の要塞戦。

今回は、それにふさわしい戦いであった。

先週、敵を蹂躙して勝ち取ったところであるが、しかしその前の戦いにて我々は蹂躙されている。今回も同じようなことが起きても仕方がないゆえ、金曜日時点、俺は固唾を飲んで入札情報を見守っていた。

年の瀬、今年最後の要塞戦である。

先週の要塞戦は感慨深い出来事はあったが、一方的であったことに変わりはない。それに優越感は感じたものの、優越感以上の罪悪感を感じたことは否めない。楽しかったが…それ以上に楽しくなかったのだ。

要塞を取るため、非情な選択をとったことについて後悔はないし、単騎で我らに立ち向かった敵血盟主との出会いは素晴らしいことであるが、それとは別にただつまらない戦いであったのだ。それは仲間も同じ気持ちであっただろう。

 

 

そして今回、入札してきた相手は……

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血盟WanderVogel。

その名には覚えがあった。

前前前回、大魔王軍が挑み討ち滅ぼした相手だ。

大魔王軍が息を吹き返して久しぶりに行った要塞戦、血盟主にデスレターを送り、なかなかいい戦いの末に討ち勝ち、我らが自信を取り戻すきっかけとなった戦い。そして要塞戦後、俺は血盟主と話をしていたのだ。

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いい戦いの末、再戦の約束。

なんとアツい展開であったか。

(その直後に蹂躙されたので、ちょっとなんとも言えない気持ちになったのは事実である)

 

 

 

 

 

さて、もう一度入札情報を見てみよう。

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この入札額である。

最初、神々の凱旋という血盟が入札していた。その後WanderVogelが入札し、激しい入札を繰り広げてこの金額。再戦を望んではいたが、ここまでアツく来てくれるとは!

 

敵の情報を見ると、なかなか強くなっている。人数はあまり変わらぬが、そこには我らを滅ぼさんとする意思が見えた。

 

 

実は、今回の要塞戦には精鋭3人が来れないというなかなか不利な状況であった。ところが相手はリベンジマッチに燃えている。ここは応えねば。

 

 

 

応えて返り討ちにしてやらねば!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして要塞戦当日。

口上を定型文にしてボイスチャンネルをつなぎ、用意は万端。

要塞に入場後、俺はおもむろに言い放つ。

 

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こうして見返すと、意味をどこに刻み込むとか「の」が多かったりとかまあいろいろ問題点があるがそこはツッコむんじゃない。

 

そして配下たちも……

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冷静に敵血盟主にツッコまれつつも負けじといろいろ言う。

 

 

こはる………以前、大魔王軍の親衛隊長を務めていた者で、いろいろ旅をしてきたがいろいろあって帰ってきた者だ。非常に真面目でありながらも、ドワーフの可愛らしさを損ねない挑発。素晴らしい。

 

理粋………小動物のような言動により、可愛がられている配下だ。前のこはるにノッての挑発が微笑ましくてよい。大魔王のドラクエ知り合いで、昔「犬っぽいなあ」と言ったことから自他ともに認める「大魔王軍のわんこ」である。

 

ぽっぽ………ポッポである。攻撃力はイワークと同じらしい。意味がわからないという敵血盟主に俺の言葉を要約して説明しているようだが、おそらくポケ⚪ンの感性で説明したのであろう。俺には意味を読み取れん。

 

英狼………導かれし配下たち参照。以前の要塞戦でやらかしたので「俺の口上が終わるまではチャット禁止」と言い聞かせておいた。挑発の方向性は、厨二病を極めし俺にもわからん。

 

 

 

 

 

さて、戦いが始まった。

 

 

今回の作戦は

ガンガンいこうぜ

単純明快、ドラクエを知らぬ者ですら知っている作戦。

すなわち、一点突破である。

守りを捨てて、防御組も防御塔を攻める。遊撃組には祭壇を狙わせた。

祭壇刻印成功の知らせを聞きつつ、俺の目に留まったのは……

 

防御塔が破壊されたテロップであった。

 

 

なんと、敵の作戦も我らと同じくガンガンいこうぜであったのだ!

しかしここで冷静に。

防御塔を破壊されたとはいえ、祭壇のバフはこちらのもの。慎重に一定以上の数で守れば攻めてくる敵を殲滅できる。

 

大魔王「攻撃組以外は聖物を守れ!」

大魔王軍の作戦は一転して「いのちだいじに」。

5人程度でちまちま攻めつつ、鉄壁の守りで持ち堪えた。

そして敵の防御塔を破壊する。

祭壇は必ず守っていたので、戦況はこちらの方が優勢となった。

 

 

確実に、堅実に、敵を倒しつつ攻め入る……

勝利は見えてきた。

 

 

ところが…聖物近くの防御塔をひとつ折った時である。

 

 

敵が攻めてきた知らせが入った。それは何度もあったことで、俺は「守れ」と同じように言った。

これまでと違ったのは、守らせておいたはずの配下が祭壇を刻印しに行っていたことである。聖物近くの配下は少なく、押し寄せる敵を殲滅するには足りなかった。

敵血盟主の魔の手……もとい聖なる手が伸び刻印を始める。

 

そして……

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やられた。

WanderVogelの執念は、大魔王軍を見事に討ち倒したのである。

 

 

 

 

 

 

 

斯くして大魔王軍は敗北した。しかし、俺の心は不思議と充実していたのだ。交戦時間20分近く、最後は伝令ミスによる守衛の綻びによって負けたが、久しくこんなアツい戦いはしなかった。

最初に防御塔を折られて守りに守り、攻めて防御塔を破壊し、無念にも刻印された。その流れすべてにおいて「いい戦い」であった。

リベンジマッチというシュチュエーションも良い。

悔いはほとんど無かったのだ。

 

 

 

さて、要塞戦は終結した。

俺は満足したが、配下には悔しがる者もいる。

そんな時は、やっぱり………

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血盟ダンジョン。

敵はまあまあ弱く、圧倒してもNPCの敵モンスターゆえ罪悪感は感じない。

バールカルロンやクイーンアント、クルマコアEASYに憂さ晴らしを手伝ってもらったとさ。

 

 

 

 

 

さて、2017年最後となる大魔王の戦歴はどうであっただろうか。

アツい戦いを繰り広げ、無念にも敗北した。

これは良い経験である。そんな出来事を、この戦歴を手に取る者に伝えられたのならば幸いだ。

 

それでは……よいお年を。

わははは……っ。ぐふっ!

チカラとは。

f:id:BIGEVILKINGKEEF:20171224092829p:plain昨日の要塞戦は、大魔王軍の大勝利であった。

 

もっとも、今回勝つであろうことはわかりきっていたのだが……

 

 

 

 

 

金曜日、入札の日である。

今回狙うはNの要塞。

要塞を持っているだけでステータスとなる中小血盟にまで弱体化している我らは、背伸びなどして勝つか負けるかの戦はできればしたくない。

 

入札血盟の様子を見つつ、締め切りギリギリまで待機。

結果、我々よりも人数も戦闘力も少ない血盟を相手取ることに成功した。

再度言うが今回は、要塞を得ることが目的であるため多少の非情な選択はとるものである。要塞戦の勝利がほぼほぼ確実になったところで、俺は考える。

敵は「血盟にとりあえず入っておきたい人はどうぞ」という血盟で、人数こそそれなりに多いものの非アクティブメンバーが多い。しかし、要塞戦に挑んだ。このことは何人かのヤル気が有るメンバーでの総意に違いない。つまり……

 

スカウトチャンス!

 

スタンスや活動状況からして、おそらく血盟への想い入れは少ないであろう。大魔王軍に入ることの有用性と楽しさを諭せば、アクティブメンバーを引き抜けないこともない。そう考えた俺は、作戦を考える………

 

 

大魔王:こんばんは。明日の対戦相手である大魔王軍が主、キーフだ。

              急だが、提案がある。アクティブメンバーと共に大魔王軍に来ないか?

              血盟ダンジョンや要塞戦などの活動が活発にうんたらかんたら……

             ……という訳だ。検討してみてくれ。

 

 

 

 

と、こんな感じのささやきを送った。しかし予想通りに行くものではない。

 

 

 

 

血盟主:まったりするのも血盟の形だと思うのでうんたらかんからお断りします。

大魔王:そうか。残念だ。

 

 

交渉失敗である。

そしてどうやらその血盟は友達と創ったものであり、想い入れが深いという話をされた。読みは見事に外れてしまったということだ。

 

 

 

 

しかし、そこで諦める俺ではない。得た情報を元に、逆に考えていく……

 

友達と創った血盟であるにも関わらず、数人しかログインしていないということはだ。

友達とリネレボで血盟主をやってみたは良いものの、上手くいかず結果的に弱い血盟のままになっているという線が濃い(予想であるため、事実は不明)。

 

リネレボは、血盟運営をするにあたって友達と作業分担できるならばかなり楽になる。それなのに弱いということは、彼らにはその程度のチカラしかなかったか、いろんな情報が少なすぎたか。

 

さて、ここまで考えた時にスカウトする作戦は………

「友達」を説得するか…イン率が高い、おもではないメンバーを引き抜くか。

 

どんなに想い入れが強い血盟でも、結果として「血盟にとりあえず入っておこう」スタンスの血盟では、血盟員は離れやすい。イン率が高いメンバーを説得すれば、我がチカラとなってくれる可能性は高い訳だ。

 

そして「友達」の説得。

「友達」がリア友なのかネッ友なのかはわからないが、血盟主の信頼を得ているはずた。そうでなければ、血盟主はこれを理由付けに自分の血盟を守ろうとはしないだろう。とりあえず副血盟主を友達と仮定して接触する。

すると、返事は「今の血盟は好きだが、血盟活動は活発な方がいいと思う。少し考える」というものであった。副血盟主が友達であろうとなかろうと、血盟内部に大魔王軍参入の情報を入れられたのだ。

ところが、ここで副血盟主から「他の血盟からも声が掛かっている」という情報を得た。これでは、声掛けした血盟にもよるが大魔王軍が吸収することは難しくなったのだ。

よって、俺のスカウト標的は…他の血盟員を主にすることに決めた。

 

 

要塞戦当日。

 

戦場に入場した俺は、演説をする。

 

大魔王:俺は待っておった。お前達のような勇敢な者達があらわれることを。

            :もし俺の味方になるのならば、楽しいリネレボライフを与えよう。

            :返事は要塞戦後にささやきでいい。

            :我が圧倒的チカラを魅せてくれる!

            :なにゆえもがき生きるのか!その意味を考える戦いにしてやろう!

            :……ゆくぞっ!

 

 

 

本当はスクリーンショットを用意していたのだが、演説の最中に英狼(導かれし配下たち参照)が何やら言ってしまい、格好つかなくなったのでわざわざ文字を打ち込んでいる次第だ。

 

 

 

こうして大魔王ではないが、いにしえの竜の王の再現をするとともに勧誘し、相手の血盟員のココロをつかむ作戦である。

そして次は……

 

 

血盟チャット大魔王:すべての防御塔をへし折れ!終始祭壇は刻印せよ!

 

 

圧倒的チカラの誇示!

仲間の多い時、人は連携しチカラを発揮する。

相手の弱い時、人は誰でも蛮勇を振るうことができる。

以前、上位血盟に蹂躙された時に感じたチカラの差を、今度は相手に味わわせる。その仲間になれるという話をする。

よほどの愛着が無い限り、相手の血盟員は大魔王軍に入りたく思うだろう。

 

だが……

防御塔をへし折り、祭壇の占領を確認したところで、初めて違和感を感じる。

 

いままで、1度も敵とエンカウントしていないのだ。

 

敵は少ない。数人レベルである。しかし、それにしても誰も出会わない。

そして、俺は見たのだ。

 

 

……自軍のクリスタルの近くで倒れ付す、たったひとりのドワーフを。

 

 

 

なんということだ!

相手は…血盟主は、その責務を果たすためにたったひとりで我らと相対したのだ!

なんと健気で、なんと勇敢で、なんと報われない者であろうか!

 

 

 

俺の演説を聞いたかはわからぬが、どんな心持ちで防御塔を折られ、攻め入れられ、そこに倒れたのであったか。

 

 

ボイチャ大魔王:総員、エモーションや花火などの煽り行為は絶対にするな!今すぐ刻印して終わらせる!

 

 

チカラの誇示はしても、相手の尊厳は守る。

それは相手の血盟主の、心のチカラを俺が認めた事に他ならないからだ。

 

 

 

 

かくして要塞戦は終結した。

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敵の血盟主は我が配下の誰かが1度倒し、そのあともう一度リスキルされていた。

防御塔を両方折ったので時間は掛かったが、クリスタルに刻印した俺のみがMVPとなったことが、この戦いが一方的であった様を示している。

 

そのあと配下が血盟主を勧誘していたようだが、おそらくあの者は来ないだろう。

今回は、かなりの強敵と出会ったものだ。

 

……まったく、惜しい人材を逃したぜ。