ドルメン遺跡での要塞戦
ルウン鯖で、ドルメン遺跡を最初に占領した血盟は大魔王軍である。要塞システムが実装されてから初めての要塞戦は入札し損ね、それから次の週にたまたま空いていた要塞に入札した。なに?勇者?知らんな。
そんなこんなで初戦を勝ち抜き、この俺大魔王キーフはドルメン遺跡の伝説となった。その2週間後に奪われたが、最初に獲得した要塞ということと「遺跡」というニュアンスが好きでずっとコレである。
さて、最近大魔王軍では、木曜日に要塞を放棄して金曜日に好きな所へ入札することによって、あまりにも強すぎる血盟に攻め入れられることを防いでいた。
先々週、入札を副血盟主のエムエスに任せたところ、ドルメン遺跡にて戦うことが決定していた。偶然であるが、少し嬉しかったのだ。そして熱戦を…しかし大魔王軍としては安定した戦いをして、勝利を収めた。
そして先週のこと。ちょいと残念な気分で要塞を放棄。再びエムエスに入札を任せたところ、なんとこれまた再びドルメン遺跡であった。しかも相手の血盟名は………
「神々の凱旋」である。
神々の凱旋だと!?
大魔王軍の聖地ならぬ邪地を、そんな神聖そうなヤツらに絶対踏ませたくない。完全に名前のせいではあるが、こんな感じで大魔王内で盛り上がった(今回の創作モドキの原案ココ)。
さて、要塞戦当日。
いつものように、安定した戦いを繰り広げる。
作戦の立案はエムエスにぶん投げ……任せているのだが、彼は非常に優秀な軍師だ。
危なげなく防御塔をへし折り、聖物を闇に染め上げんと刻印に向かうと、さっそく敵が妨害してきた。敵はなかなかの物量で、配下に排除させても排除させても沸いてくる。大魔王軍は約15人だったが、相手は20人かそれぐらいのように感じた。
しかし、ここで異変に気づく。
なんだか、襲ってくる者が同じ名前のような気がするのだ。
戦闘力約80万の敵血盟主は、何度も何度も襲ってくる。祭壇バフが無ければ、非常に苦しい戦いだっただろう。そして2、3人同じ者が固定で俺を転ばせてくる。
戦いは長引き、20分を越えているのだ。ダイヤ復活には相当な数がかかるはず。だのに、彼らはまるでゾンビのように……いや、
教会で何度もよみがえる勇者のごとく
我々に襲いかかってくる。
ついには、守りの配下も前線投入し、それによってなんとか刻印に成功した。
いつもは敵の排除は配下に任せ、立ちふさがる者だけを倒す俺が7人も倒していた。
そうでない者は、40から20近く敵を滅ぼしている。
要塞戦終了後、敵の血盟主と少し会話したのだが、なんとあちら8人で我らに立ち向かったそうだ。
8人である。
すなわち、俺の体感20人が大げさではないくらいにはダイヤ復活したということだ。
いやはや、なんというか……恐怖の要塞戦であった。