導かれし配下たち
大魔王軍。
俺を筆頭に、個性的な者達が所属しているのは想像に難くないであろう。
ここでは、少しずつであるがそんな配下たちの紹介もしていきたい。
まずは彼から。
大魔王軍が副血盟主エムエスである。なかなか昔から大魔王軍に在籍していて、血盟員の信頼は厚い。
パラディンなのに弓を装備しているのは、撮影時に放置狩りの最中だったからであろう。
大魔王軍の軍師でもあり、血盟ダンジョンや要塞戦の際にはパーティ編成を提案してくれる。
そして、大魔王軍数少ない大真面目キャラである。
俺を呼ぶ時は「大魔王様」と呼び、会話は敬語の素晴らしい忠臣である。
しかしそんな彼でも強化失敗はキツいようで、「ふふふ……ははははは………!」等としばしば狂ったように笑う姿が見受けられる。自愛してくれ……
鬼狂院茜。
トーラムオンラインというMMORPGで知り合い、そこでは実年齢やキャラの容姿が似通っていることから我が妹分というキャラである。
我が妹分である。
ありがちなラノベのようであるが、この者は我が妹分である。意義は認めぬ。
リネレボを始めてから日は浅いので、戦闘力はそこまで高くはない。
しかし流石は我が妹分、ものすごいチカラを持っている。
めちゃくちゃ脚が速いのだ!
血盟ダンジョンでは、平等にランキングを狙ってもらうために俺の号令直後にスタートする。配下の中には、少しばかりリードをとって早くボスにたどり着こうとする者もいる。
しかし妹分、まずは俺を抜きエムエスを抜き……
大魔王軍の誰よりもはやくボスを殴るのである。
しかし、そのあとすぐにやられてしまうのだが。
おお…俺は………お前の勇姿を見ているぞ……!
英狼。
本人曰く、これは「えいろう」ではなく「いんぐらんどうるふ」だそうだ。
いんぐらんとうるふ。何がとは言わないが「そっちかいっ!」
彼はロールプレイヤーで、話し方を縛っている。さぞかし英国紳士なのかと思いきや
なんと「ござる」語尾でカタカナを使わない「さむらい」キャラである。何がとは言わないが「どっちだっ!」
彼のロールプレイとしてカタカナを使わない。そこで、しばしば面白いことが起きる。
俺が配下をひきつれ、採集ダンジョンで殺戮者クエストをしようとしていた時である。
流れるキルログを見て、英狼が一言。
「採集できる祭りでござるか?」と。
採集ダンジョンでキルしまくる祭りなのか、めっちゃ採集できる収穫祭なのか。
せめて「、」を使いこなして欲しいところであるが、本人は嫌だとのこと。この先が思いやられるが、楽しい配下である。
さて、今日はこれぐらいにしておこう。
まだまだ素晴らしい配下は紹介しきれていないが、やりすぎは禁物である(疲れた)。
それでは、次の記事でまた会おう!わははは……っ!