大魔王の戦歴

これは…リネレボのルウン鯖にて活躍する、とある大魔王の戦歴である。

導かれし配下たち 大魔王と四天王と痛々しい名前 編

あけおめことよろだ。

新年の挨拶

「新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。」

これを敬語を使わずに言いたくて考えた結果、略すことになった。決して若者主張をしたかったとかそういう訳ではないので理解を頼む。

 

さて、年が明けての要塞戦は、残念ながら諸事情あって大魔王がログインできず、入札すらできなかったという配下には申し訳ない結果になった。すまないみんな……

入札は副血盟主もできるので、今後このような事があった場合のことを考えて備えねばなるまい。

 

 

 

 

 

さて、それはともかく配下紹介をしていこうと思う。

今日は、大魔王軍が誇る四天王を紹介しよう。

 

それは……

                   名    前    が    痛     い    者    達

ネームド・ペインフルズ!

 

 

 …………………………。

 

英語を強引に組み合わせた感と、ただ言うだけでは芸が無いので今さっき考えた感はともかく、俺の言いたいことはわかると思う。

 

 

大魔王軍には、その血盟名にふさわしく痛々しい名を持つ者がいる。

 かれらを四天王とし、親衛隊長等のゲーム内の地位とは別の地位を持っているのだ。

 

 

 

 

 

まずはこの者。

 

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evil……すなわち悪魔である。

ありふれた、しかし悪魔そのものを指し示す邪悪な名前。

その性格は名に恥じぬ残忍かつ狡猾で、あまたの敵を漆黒あるいは血に染め上げ、もれず地獄に堕としてきた。

 

 

 

なんてことは無く。

 

むしろ温厚、癒し系血盟員である。

つねに敬語で話をし、一説にはかのエムエスよりも真面目であるとされ、ボイスチャットではシブい重低音で話す。

 

そう。実はコヤツ、中の人はヤローである。

 

まあ、そんな事は関係ない。

大魔王軍の愛されキャラであり、ログイン状況や貢献度は少し低いが昔から大魔王軍を支えてくれている配下の1柱であることには変わりない。

ちなみに俺と同い歳だとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、次の四天王は……

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scar……直訳して傷跡。痛い。もうすでに痛いぞ。

 

彼は自分の職種から[傷跡のある弓]を名乗っている。…さあ痛い!大魔王たる俺が痛みで苦しむとは!なんたる痛々しい配下だろう!

 

彼は大魔王軍を創って間もない頃に参入を果たしている。なんやかんやあって俺がPKした後、再戦を約束しての仲間入りであった。いよいよ痛いぞ!参入理由まで痛々しいとは!まあ俺も原因なのだが!(リベンジマッチはなんやかんやあって果たされたが、直後にまた俺が勝ったのでそこらへんはウヤムヤに。)

 

ちなみに最近はリアルが忙しいようでリネレボ休止中となっている。彼が復活し、ふたたび痛々しさをふりまく日を心待ちにしているぞ……!

 

 

 

 

 

さて、お次はネームド・ペインフルズの本丸じゃ。

 

………なあ、[ネームド・ペインフルズ]の名称を忘れていた読者ども。これを忘れるなよ?忘れていたとか悲しいからな?

 

 

 

 

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魔王。

君の名は。」的なアレなのか、大魔王[キーフ]のように魔王[。]という[。]がその魔王の名なのかは定かではないが、大魔王軍の中ボス魔王。である。

 

我が称号[大魔王]に対するコダワリは当初なかなか理解されなかった。いくら「大魔王だ。」と名乗っても、悪意は無いが個人的には屈辱的な魔王呼ばわりが続く日々……

 

そこで俺は考えた。大魔王軍に[魔王]が配置されたのならば、それと分けるために俺を[大魔王]と呼ばざるを得ないだろう!と。

さっそくフレンド検索に「魔王」と打ち込んだ。結果…

魔王。が居た。

厳密には、ただの[大魔王]やら[ハクション大魔王]やら[〇〇〇魔王(〇には書くのも嫌になるワードが)]やらの有象無象が居たが、大抵は成長が止まっており、ちゃんと活動しているのは魔王。のみであったのだ。

当初は大魔王軍ではない血盟に所属していたが、快く仲間になってくれた。

彼は大魔王軍の空気によく馴染み、まれに狂気を示しては魔王たる様を魅せていた。

ちなみに俺への魔王呼ばわりには効果が無かった。残念。

ちなみに彼の名誉のために言っておくが、俺は魔王という称号をバカにしているのではない。俺が魔王であることが嫌なだけであるのだ。それには及ばぬものの勇者と呼ばれるのもメチャクチャ嫌であるが、かつて伝説の勇者と仲良くしていたように勇者が嫌いな訳では無い。

 

彼は現在、長いことログインしていない。詳しくは書けぬが、やむにやまれぬ事情があるらしい。レベルも戦闘力も止まったままだが、名誉魔王として今も大魔王軍ネームド・ペインフルズが一角を担っている。いずれ甦る時は来るのだろうか……俺には信じることしか出来ぬ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、三人紹介して残りは1人。最後は……

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るしふぁー……堕天使である。

来たぞ。ついに堕天使が来たぞ。

痛いというか、名前だけ見ればもはやただの厨二病である。

着ているクリスマス衣装は、キリストの聖なる夜への皮肉と反逆の意志か?それとも俺の深読みし過ぎか?はてさて謎は深まるばかりである。

 

彼は大魔王軍の古参の1柱であるが、最近までは別の血盟に所属していた。かつて大魔王軍が滅びかけた時、去っていった者の1人であったのだ。理由は聞かなかったが、なんにせよ俺の至らぬ所があっての結果。大魔王軍への貢献や、名前的にも惜しい配下であったが、黙って見送ったものである。

 

それが最近いろいろあって、ひょっこり戻ってきたのだ。なんと嬉しいことであったか!今度は居心地のよい、改良された大魔王軍を味わって欲しいところである。

 

 

………なんだ?

彼の痛いエピソードあまり無いだと?

しょうがないじゃないか!彼は名前のワリになかなか真面目なんだ!いや、別に他のネームド・ペインフルズが真面目じゃないとか言っている訳ではなく、あまり変なことをしないのだ。いつか名前に恥じぬ痛々しい出来事をやらかしてくれると信じているがな!

 

 

………そういえば、どこぞの親衛隊にもそんな生真面目堕天使が居たような。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、我が自慢の配下たちはどうであったろうか?読者どもにもそんなステキな出会いがあることを祈りつつ、今日は筆を置くとしよう。

それではさらばだ。わははは……っ!

「よい戦い」

今年最後の要塞戦。

今回は、それにふさわしい戦いであった。

先週、敵を蹂躙して勝ち取ったところであるが、しかしその前の戦いにて我々は蹂躙されている。今回も同じようなことが起きても仕方がないゆえ、金曜日時点、俺は固唾を飲んで入札情報を見守っていた。

年の瀬、今年最後の要塞戦である。

先週の要塞戦は感慨深い出来事はあったが、一方的であったことに変わりはない。それに優越感は感じたものの、優越感以上の罪悪感を感じたことは否めない。楽しかったが…それ以上に楽しくなかったのだ。

要塞を取るため、非情な選択をとったことについて後悔はないし、単騎で我らに立ち向かった敵血盟主との出会いは素晴らしいことであるが、それとは別にただつまらない戦いであったのだ。それは仲間も同じ気持ちであっただろう。

 

 

そして今回、入札してきた相手は……

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血盟WanderVogel。

その名には覚えがあった。

前前前回、大魔王軍が挑み討ち滅ぼした相手だ。

大魔王軍が息を吹き返して久しぶりに行った要塞戦、血盟主にデスレターを送り、なかなかいい戦いの末に討ち勝ち、我らが自信を取り戻すきっかけとなった戦い。そして要塞戦後、俺は血盟主と話をしていたのだ。

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いい戦いの末、再戦の約束。

なんとアツい展開であったか。

(その直後に蹂躙されたので、ちょっとなんとも言えない気持ちになったのは事実である)

 

 

 

 

 

さて、もう一度入札情報を見てみよう。

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この入札額である。

最初、神々の凱旋という血盟が入札していた。その後WanderVogelが入札し、激しい入札を繰り広げてこの金額。再戦を望んではいたが、ここまでアツく来てくれるとは!

 

敵の情報を見ると、なかなか強くなっている。人数はあまり変わらぬが、そこには我らを滅ぼさんとする意思が見えた。

 

 

実は、今回の要塞戦には精鋭3人が来れないというなかなか不利な状況であった。ところが相手はリベンジマッチに燃えている。ここは応えねば。

 

 

 

応えて返り討ちにしてやらねば!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして要塞戦当日。

口上を定型文にしてボイスチャンネルをつなぎ、用意は万端。

要塞に入場後、俺はおもむろに言い放つ。

 

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こうして見返すと、意味をどこに刻み込むとか「の」が多かったりとかまあいろいろ問題点があるがそこはツッコむんじゃない。

 

そして配下たちも……

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冷静に敵血盟主にツッコまれつつも負けじといろいろ言う。

 

 

こはる………以前、大魔王軍の親衛隊長を務めていた者で、いろいろ旅をしてきたがいろいろあって帰ってきた者だ。非常に真面目でありながらも、ドワーフの可愛らしさを損ねない挑発。素晴らしい。

 

理粋………小動物のような言動により、可愛がられている配下だ。前のこはるにノッての挑発が微笑ましくてよい。大魔王のドラクエ知り合いで、昔「犬っぽいなあ」と言ったことから自他ともに認める「大魔王軍のわんこ」である。

 

ぽっぽ………ポッポである。攻撃力はイワークと同じらしい。意味がわからないという敵血盟主に俺の言葉を要約して説明しているようだが、おそらくポケ⚪ンの感性で説明したのであろう。俺には意味を読み取れん。

 

英狼………導かれし配下たち参照。以前の要塞戦でやらかしたので「俺の口上が終わるまではチャット禁止」と言い聞かせておいた。挑発の方向性は、厨二病を極めし俺にもわからん。

 

 

 

 

 

さて、戦いが始まった。

 

 

今回の作戦は

ガンガンいこうぜ

単純明快、ドラクエを知らぬ者ですら知っている作戦。

すなわち、一点突破である。

守りを捨てて、防御組も防御塔を攻める。遊撃組には祭壇を狙わせた。

祭壇刻印成功の知らせを聞きつつ、俺の目に留まったのは……

 

防御塔が破壊されたテロップであった。

 

 

なんと、敵の作戦も我らと同じくガンガンいこうぜであったのだ!

しかしここで冷静に。

防御塔を破壊されたとはいえ、祭壇のバフはこちらのもの。慎重に一定以上の数で守れば攻めてくる敵を殲滅できる。

 

大魔王「攻撃組以外は聖物を守れ!」

大魔王軍の作戦は一転して「いのちだいじに」。

5人程度でちまちま攻めつつ、鉄壁の守りで持ち堪えた。

そして敵の防御塔を破壊する。

祭壇は必ず守っていたので、戦況はこちらの方が優勢となった。

 

 

確実に、堅実に、敵を倒しつつ攻め入る……

勝利は見えてきた。

 

 

ところが…聖物近くの防御塔をひとつ折った時である。

 

 

敵が攻めてきた知らせが入った。それは何度もあったことで、俺は「守れ」と同じように言った。

これまでと違ったのは、守らせておいたはずの配下が祭壇を刻印しに行っていたことである。聖物近くの配下は少なく、押し寄せる敵を殲滅するには足りなかった。

敵血盟主の魔の手……もとい聖なる手が伸び刻印を始める。

 

そして……

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やられた。

WanderVogelの執念は、大魔王軍を見事に討ち倒したのである。

 

 

 

 

 

 

 

斯くして大魔王軍は敗北した。しかし、俺の心は不思議と充実していたのだ。交戦時間20分近く、最後は伝令ミスによる守衛の綻びによって負けたが、久しくこんなアツい戦いはしなかった。

最初に防御塔を折られて守りに守り、攻めて防御塔を破壊し、無念にも刻印された。その流れすべてにおいて「いい戦い」であった。

リベンジマッチというシュチュエーションも良い。

悔いはほとんど無かったのだ。

 

 

 

さて、要塞戦は終結した。

俺は満足したが、配下には悔しがる者もいる。

そんな時は、やっぱり………

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血盟ダンジョン。

敵はまあまあ弱く、圧倒してもNPCの敵モンスターゆえ罪悪感は感じない。

バールカルロンやクイーンアント、クルマコアEASYに憂さ晴らしを手伝ってもらったとさ。

 

 

 

 

 

さて、2017年最後となる大魔王の戦歴はどうであっただろうか。

アツい戦いを繰り広げ、無念にも敗北した。

これは良い経験である。そんな出来事を、この戦歴を手に取る者に伝えられたのならば幸いだ。

 

それでは……よいお年を。

わははは……っ。ぐふっ!

チカラとは。

f:id:BIGEVILKINGKEEF:20171224092829p:plain昨日の要塞戦は、大魔王軍の大勝利であった。

 

もっとも、今回勝つであろうことはわかりきっていたのだが……

 

 

 

 

 

金曜日、入札の日である。

今回狙うはNの要塞。

要塞を持っているだけでステータスとなる中小血盟にまで弱体化している我らは、背伸びなどして勝つか負けるかの戦はできればしたくない。

 

入札血盟の様子を見つつ、締め切りギリギリまで待機。

結果、我々よりも人数も戦闘力も少ない血盟を相手取ることに成功した。

再度言うが今回は、要塞を得ることが目的であるため多少の非情な選択はとるものである。要塞戦の勝利がほぼほぼ確実になったところで、俺は考える。

敵は「血盟にとりあえず入っておきたい人はどうぞ」という血盟で、人数こそそれなりに多いものの非アクティブメンバーが多い。しかし、要塞戦に挑んだ。このことは何人かのヤル気が有るメンバーでの総意に違いない。つまり……

 

スカウトチャンス!

 

スタンスや活動状況からして、おそらく血盟への想い入れは少ないであろう。大魔王軍に入ることの有用性と楽しさを諭せば、アクティブメンバーを引き抜けないこともない。そう考えた俺は、作戦を考える………

 

 

大魔王:こんばんは。明日の対戦相手である大魔王軍が主、キーフだ。

              急だが、提案がある。アクティブメンバーと共に大魔王軍に来ないか?

              血盟ダンジョンや要塞戦などの活動が活発にうんたらかんたら……

             ……という訳だ。検討してみてくれ。

 

 

 

 

と、こんな感じのささやきを送った。しかし予想通りに行くものではない。

 

 

 

 

血盟主:まったりするのも血盟の形だと思うのでうんたらかんからお断りします。

大魔王:そうか。残念だ。

 

 

交渉失敗である。

そしてどうやらその血盟は友達と創ったものであり、想い入れが深いという話をされた。読みは見事に外れてしまったということだ。

 

 

 

 

しかし、そこで諦める俺ではない。得た情報を元に、逆に考えていく……

 

友達と創った血盟であるにも関わらず、数人しかログインしていないということはだ。

友達とリネレボで血盟主をやってみたは良いものの、上手くいかず結果的に弱い血盟のままになっているという線が濃い(予想であるため、事実は不明)。

 

リネレボは、血盟運営をするにあたって友達と作業分担できるならばかなり楽になる。それなのに弱いということは、彼らにはその程度のチカラしかなかったか、いろんな情報が少なすぎたか。

 

さて、ここまで考えた時にスカウトする作戦は………

「友達」を説得するか…イン率が高い、おもではないメンバーを引き抜くか。

 

どんなに想い入れが強い血盟でも、結果として「血盟にとりあえず入っておこう」スタンスの血盟では、血盟員は離れやすい。イン率が高いメンバーを説得すれば、我がチカラとなってくれる可能性は高い訳だ。

 

そして「友達」の説得。

「友達」がリア友なのかネッ友なのかはわからないが、血盟主の信頼を得ているはずた。そうでなければ、血盟主はこれを理由付けに自分の血盟を守ろうとはしないだろう。とりあえず副血盟主を友達と仮定して接触する。

すると、返事は「今の血盟は好きだが、血盟活動は活発な方がいいと思う。少し考える」というものであった。副血盟主が友達であろうとなかろうと、血盟内部に大魔王軍参入の情報を入れられたのだ。

ところが、ここで副血盟主から「他の血盟からも声が掛かっている」という情報を得た。これでは、声掛けした血盟にもよるが大魔王軍が吸収することは難しくなったのだ。

よって、俺のスカウト標的は…他の血盟員を主にすることに決めた。

 

 

要塞戦当日。

 

戦場に入場した俺は、演説をする。

 

大魔王:俺は待っておった。お前達のような勇敢な者達があらわれることを。

            :もし俺の味方になるのならば、楽しいリネレボライフを与えよう。

            :返事は要塞戦後にささやきでいい。

            :我が圧倒的チカラを魅せてくれる!

            :なにゆえもがき生きるのか!その意味を考える戦いにしてやろう!

            :……ゆくぞっ!

 

 

 

本当はスクリーンショットを用意していたのだが、演説の最中に英狼(導かれし配下たち参照)が何やら言ってしまい、格好つかなくなったのでわざわざ文字を打ち込んでいる次第だ。

 

 

 

こうして大魔王ではないが、いにしえの竜の王の再現をするとともに勧誘し、相手の血盟員のココロをつかむ作戦である。

そして次は……

 

 

血盟チャット大魔王:すべての防御塔をへし折れ!終始祭壇は刻印せよ!

 

 

圧倒的チカラの誇示!

仲間の多い時、人は連携しチカラを発揮する。

相手の弱い時、人は誰でも蛮勇を振るうことができる。

以前、上位血盟に蹂躙された時に感じたチカラの差を、今度は相手に味わわせる。その仲間になれるという話をする。

よほどの愛着が無い限り、相手の血盟員は大魔王軍に入りたく思うだろう。

 

だが……

防御塔をへし折り、祭壇の占領を確認したところで、初めて違和感を感じる。

 

いままで、1度も敵とエンカウントしていないのだ。

 

敵は少ない。数人レベルである。しかし、それにしても誰も出会わない。

そして、俺は見たのだ。

 

 

……自軍のクリスタルの近くで倒れ付す、たったひとりのドワーフを。

 

 

 

なんということだ!

相手は…血盟主は、その責務を果たすためにたったひとりで我らと相対したのだ!

なんと健気で、なんと勇敢で、なんと報われない者であろうか!

 

 

 

俺の演説を聞いたかはわからぬが、どんな心持ちで防御塔を折られ、攻め入れられ、そこに倒れたのであったか。

 

 

ボイチャ大魔王:総員、エモーションや花火などの煽り行為は絶対にするな!今すぐ刻印して終わらせる!

 

 

チカラの誇示はしても、相手の尊厳は守る。

それは相手の血盟主の、心のチカラを俺が認めた事に他ならないからだ。

 

 

 

 

かくして要塞戦は終結した。

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敵の血盟主は我が配下の誰かが1度倒し、そのあともう一度リスキルされていた。

防御塔を両方折ったので時間は掛かったが、クリスタルに刻印した俺のみがMVPとなったことが、この戦いが一方的であった様を示している。

 

そのあと配下が血盟主を勧誘していたようだが、おそらくあの者は来ないだろう。

今回は、かなりの強敵と出会ったものだ。

 

……まったく、惜しい人材を逃したぜ。

とあるMSの話。

初めに言っておくが、サディストとかマゾヒストとかの話ではない。

 

今回の主役は、大魔王軍が副血盟主エムエスである。

彼は古参の一人であり、血盟をささえる大きなチカラである。

俺も彼には深い信頼をしていて、血盟の管理の一部を任せている。

そんな彼だが、アップデート後にログインすると…

f:id:BIGEVILKINGKEEF:20171222060048p:plainサンタになっていた。

真面目な彼が、このサンタコスである。

ネタ枠の血盟員が馬になったりしていたのは置いておいて、彼がサンタである。

 

エムエス:もし頭だけ骸骨になれたら、サタンクロースになれるのですが…

 

 

 

その上、使い古されてはいるがなかなか秀逸なギャグを言ってくる。

ドラクエの民の俺としては、こういったしょーもなくも噛めば噛むほど味の染みでる系統のダジャレは大好物なので、いろいろ最高である。

そして血盟ダンジョン。

俺とエムエスと英狼(こいつに関しては前々回を参照)の3パーティでクイーンアントHARDに挑んだ。

ふと彼のパーティ名を見ると…

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アリークリスマス!

 

 

だからダメなんだそういうのは!ドツボにハマって大変である!

読者どものなかには「なんてしょーもない話なんだ!」とか思う者も居るだろう。しかしこれはダメなんだ。少なくとも俺はこっそり泣くほど笑ったのである。

 

 

 

さて、なんでこんなとりとめのないことをブログに上げているのかというと、メンテで暇だからである!

5時には起きていてリネレボをやりたかったのだが、2時間の延長!

ここで寝たら、確実に朝起きられなくなる呪いがかかる。

よって、このような記事を書いているのだ。

そんなこんなで、執筆中の現在時間はそろそろ6時20分である。今日は金曜日、燃えるゴミの日であるから、ここらで筆を置きゴミを出すとしよう。

今回の意味を深く考えてはいけない。よいな?

 

それではさらば!わははは……っ!

大魔王の戦歴、GameWithに紹介される。

ついにこの時が来たのである!

俺がブログを書き始めた理由のひとつは、GameWithに紹介されることだ。大手ゲーム攻略サイトに我が戦歴が載れば、大魔王軍に興味を持つ者が増えるに違いない……

 

このURLから記事に飛べるので、是非とも読みに行ってくれ!


https://gamewith.jp/lineage2/article/show/84673

 

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 ↓GameWithホームページ

gamewith.jp

 

 

 

さて、我がブログが紹介されたという記事はこれで終了になってしまう。

そこで、せっかくであるから「大魔王の戦歴」の題名にまつわる秘話をお届けしよう。以下の内容は、GameWithに載せられた大魔王の戦歴紹介記事を読んでから見ることをおすすめする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は小学校6年生の時に大魔王となった。

最初こそただの厨二病であったが、アグレッシブな言動や数々の武勇伝(やらかしとも言う)によって自他ともに認めちゃった大魔王となったのである。

 

そして卒業の時。

卒業文集を書かねばならない。

その卒業文集の自分のページの題名こそが

「大魔王⚪⚪の戦歴」であった。

 

全部カタカナで書き込まれていて(このころはキャラがブレていた)非常に読みにくいが、文章的には我ながら優れていたと思う。

 

 

そして月日は流れ、我が弟が小学校を卒業する年。

俺は自分が書いた黒戦歴書など忘れかけていた時である。

 

大魔王弟「兄貴ー、兄貴の戦歴が卒業文集の例として公開されているよ?」

 

寝耳に水である!

 

 

大魔王が住むド田舎の小学校では、1学年1クラスである。少なくとも弟が卒業する年までは、すべての後輩に我が闇の書物が晒されていたことになる。

道理で、小学校を卒業した後輩に会うと

「大魔王先輩!」「大魔王さん!」「大魔王様こんにちは!」

 

などと呼ばれたわけである!

 

斯くして、俺は地元で有名な大魔王となっていたことが判明したのである………

 

 

さて、そんな伝説の書物の名を冠する我がブログは、それに負けぬ面白さにしていく予定である。半ばヤケだったりもする。どうか、楽しんでいってくれ!

 

それでは、次の記事でお会いしよう!わははは……っ!

導かれし配下たち

大魔王軍。

俺を筆頭に、個性的な者達が所属しているのは想像に難くないであろう。

ここでは、少しずつであるがそんな配下たちの紹介もしていきたい。

 

 

f:id:BIGEVILKINGKEEF:20171218150020p:plainまずは彼から。

大魔王軍が副血盟主エムエスである。なかなか昔から大魔王軍に在籍していて、血盟員の信頼は厚い。

パラディンなのに弓を装備しているのは、撮影時に放置狩りの最中だったからであろう。

大魔王軍の軍師でもあり、血盟ダンジョンや要塞戦の際にはパーティ編成を提案してくれる。

そして、大魔王軍数少ない大真面目キャラである。

 

俺を呼ぶ時は「大魔王様」と呼び、会話は敬語の素晴らしい忠臣である。

 

しかしそんな彼でも強化失敗はキツいようで、「ふふふ……ははははは………!」等としばしば狂ったように笑う姿が見受けられる。自愛してくれ……

 

 

f:id:BIGEVILKINGKEEF:20171218151255p:plain鬼狂院茜。

トーラムオンラインというMMORPGで知り合い、そこでは実年齢やキャラの容姿が似通っていることから我が妹分というキャラである。

我が妹分である。

ありがちなラノベのようであるが、この者は我が妹分である。意義は認めぬ。

リネレボを始めてから日は浅いので、戦闘力はそこまで高くはない。

しかし流石は我が妹分、ものすごいチカラを持っている。

 

めちゃくちゃ脚が速いのだ!

血盟ダンジョンでは、平等にランキングを狙ってもらうために俺の号令直後にスタートする。配下の中には、少しばかりリードをとって早くボスにたどり着こうとする者もいる。

しかし妹分、まずは俺を抜きエムエスを抜き……

大魔王軍の誰よりもはやくボスを殴るのである。

しかし、そのあとすぐにやられてしまうのだが。

おお…俺は………お前の勇姿を見ているぞ……!

 

 

 

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英狼。

本人曰く、これは「えいろう」ではなく「いんぐらんどうるふ」だそうだ。

いんぐらんとうるふ。何がとは言わないが「そっちかいっ!」

 

彼はロールプレイヤーで、話し方を縛っている。さぞかし英国紳士なのかと思いきや

なんと「ござる」語尾でカタカナを使わない「さむらい」キャラである。何がとは言わないが「どっちだっ!」

 

彼のロールプレイとしてカタカナを使わない。そこで、しばしば面白いことが起きる。

 

俺が配下をひきつれ、採集ダンジョンで殺戮者クエストをしようとしていた時である。

流れるキルログを見て、英狼が一言。

「採集できる祭りでござるか?」と。

 

採集ダンジョンでキルしまくる祭りなのか、めっちゃ採集できる収穫祭なのか。

 

せめて「、」を使いこなして欲しいところであるが、本人は嫌だとのこと。この先が思いやられるが、楽しい配下である。

 

 

さて、今日はこれぐらいにしておこう。

まだまだ素晴らしい配下は紹介しきれていないが、やりすぎは禁物である(疲れた)。

 

 

それでは、次の記事でまた会おう!わははは……っ!

要塞戦敗北の意味

大魔王軍、予想通り見事な敗北!

 

f:id:BIGEVILKINGKEEF:20171217011334p:plain 進軍を少し阻むことはおろか、敵を倒すことすらできずにこの始末。

1分40秒という、なかなかスピーディーな滅ぼされっぷりである。

そしてとても屈辱的なのが…

 

 

英傑ランク「勇者」の称号である!大魔王を名乗る者としてはなかなかダメージを食らう仕打ち!

 

まあ、そんなことは置いておいてだ。もはや、こうやって冗談でも言って笑うしかないほどの蹂躙であった。

さて、それで大魔王軍はどうなったか?

小中血盟が要塞戦で敗北すると、団結状況によっては崩壊しかねない。

ところが、大魔王軍ではまったくその気配は無いのである。

なぜか?

まずは、今回の敵が天災レベルにどうしようもなかったという理由がある。

そう。何度も言うが相手が強すぎた。よって、人に蹂躙されたと言うよりも、台風にでも引っ掻き回されたようなやるせなさが強かった。

そして、その思考に結びつけるために…

今回の要塞戦が必ず負けると言い切り、その上で防衛戦では敵を選べない以上、理不尽な強さの敵が来ても文句は無しだと周知させていたのだ。

よって、我らは強者のインパクトを受けつつも、心理的ダメージを減らすことに成功したのである。

強者のチカラを目の当たりにし、恐れ、そして憧れすら抱いた者も居るだろう。その気持ちを大事に次に切り替えて活かす。

 

敵の血盟は要塞を得る代わりに、我々に小さな、しかし大事な意識改革をもたらした。

それこそが、敵が意図するところではない対価である。

 

さあ、来週こそチカラを示すぞ大魔王軍!